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世界初のインプラント ブローネマルクシステム


PROFESSOR PER-INGVAR BRANEMARK, M.D., Ph. D.

 数多くの無歯顎患者が、不幸なことに義歯に適応できないでいます。しかし組織との一体化をはかる画期的な治療法により、今ではこの様な人々にも、快適な生活をとりもどすことが可能になりました。
 この再建手術は、無歯顎症例及び局部的歯牙欠如症例にかかわららず、信頼できる予後をもたらすことができます。
 本治療法の基礎となっている“osseointegration(骨結合)”という語句はスウェーデン、イェーテボリ市の応用生体工学研究所(The Institute for Applied Biotechnology,Goteborg, Sweden)所長ペル・イングヴァール ブローネマルク博士(Per-Ingvar Branemark M.D., Ph.D.)により30年以上前に名付けられました。
 そして商品は彼の名前からブローネマルク・システムと呼ばれています。
 年月と共に、このosseointegrationは基礎科学、特定のトレーニング、外科的術式、生物材料、および本法の術式に関する補綴学的研究からなる、大きな学問体系へと発展しました。
 ハードウェアとソフトウェアに関しては非常に高度の精密さが達成されたことにより、患者は確実で永続性のある予後を保証され、再建手術の結果に悩むことはなくなりました。

 

Tissue integration(組織一体化)の概念

 ブローネマルク教授のtissue integration(組識一体化)の概念は、宇宙時代の素材であるタイタニウムをウサギに応用した研究により、30年以上も前に確立されたもので、ウサギの腓骨骨髄を生体顕微鏡により観察した際に、その骨組織が低分化の軟組織の層を形成することなく、直接タイタニウムと結合することを発見したことに始まります。
 この発見は、再建手術に新しい重要な分野を開く結果をもたらし、人工の補綴物を永久的に生物組織に埋め込むことを可能としました。
 これを契機に、ブローネマルク博士のtissue integrationについての詳細な研究が、医科および歯科の病院、医学研究所および工学研究機関の共同のもとに進められることとなり、現在に至っています。
 現在では、硬組織および軟組織について完全な治癒をもたらしたり、健康な状態を保全する臨床的な術式を確立することにより、合併症としての低分化な瘢痕組織の形成を防止できるようになりました。
 このブローネマルク博士の研究の成果として、補綴物を無歯顎に永久的に支持させることが可能となりました。タイタニウム製インプラント体と術式の科学的な成功を示す約10,000例の詳細で20年以上にわたる継続的な臨床経過が報告されており(※)、北アメリカ、アジア、オーストラリアおよび西ヨーロッパの主要な医学教育機関と診療施設において本法が適用されています。
 この特殊なtissue integrationの術式の成功は、そのソフトウェアおよびハードウェアに問題がないということ、すなわちインプラント体の精密さと組織を慎重に取り扱うということに大きく依存しています。osseointegrationの可能性とその限界に関して以下にご説明します。この術式は、通常の義歯を装着できないか、希望されない患者に新しい希望を与えるものですが、そのような患者に対して、本治療法の可能性について適切で正しい情報を提供する必要があります。

※Adell, R., Lekholm, U., Rockler, B. & Branemark, P.-I.:A 15-year study of osseointegrated implants in the treatment of the edentulous jaw. Int. J. Oral Surg. 10,387-416,1981.

    
研修会にて

 

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